はじめに
部活動やランニングを頑張っていると、「すねの内側がズキズキ痛む」「ウォーミングアップでは大丈夫なのに、走り出すと徐々に痛くなる」といった経験はありませんか? その代表的な原因がシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)です。放置すると疲労骨折へ進行する恐れもあり、適切な対応が欠かせません。今回は当院の視点から、シンスプリントの基礎知識と当院でのアプローチ、セルフケア、再発予防までを詳しくお伝えします。
シンスプリントとは
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正式名:脛骨過労性骨膜炎
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好発年齢:中高生〜20 代前半の運動愛好家
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発生部位:脛骨(すねの骨)内側下 1/3
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主症状:走行時やジャンプ時に鈍い痛み。軽症では運動中にのみ痛み、重症化すると安静時痛や圧痛が出現。
なぜ起こる?(メカニズム)
脛骨に付着するヒラメ筋・後脛骨筋・長趾屈筋などの牽引ストレスが骨膜を繰り返し刺激し、炎症を起こします。特に以下の条件が重なるとリスクが急上昇。
リスク因子 | 具体的例 |
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急激な練習量増加 | 新チーム発足や大会前の追い込み |
硬い路面・薄いシューズ | コンクリートでのロードワーク、薄底スパイクの長時間使用 |
足部のアライメント異常 | 扁平足、回内足、O脚 |
柔軟性不足 | 下腿後面の筋緊張、ハムストリングスの短縮 |
当院での評価と検査
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問診
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現在の競技種目と練習量、症状が出たタイミングを詳細に確認。
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視診・触診
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痛む部位の腫脹、圧痛、硬結を評価。
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整形外科的テスト
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ホップテストやトレンデレンブルグテストで荷重時痛を確認。
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必要に応じ医療連携
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疲労骨折の疑いが強い場合は整形外科へ紹介し、X 線や MRI を撮影。
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当院で行う主な施術
① 炎症期(受傷〜痛みが強い時期)
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アイシング & 圧迫包帯:炎症を鎮め腫れを抑制。
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ハイボルテージ・微弱電流:疼痛緩和と血流改善を同時に狙う。
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テーピング固定:アーチサポート & 脛骨内旋抑制で負荷を軽減。
② 回復期(痛みが軽減し始めた時期)
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筋膜リリース・手技療法
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後脛骨筋・ヒラメ筋の過緊張を緩め、引っ張り力を減少。
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ストレッチ指導
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肥大した筋の柔軟性を高めて再発を防ぐ。
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インソール処方
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扁平足の場合、内側縦アーチを支え荷重ラインを是正。
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③ 競技復帰期
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段階的ランニングプログラム
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痛みゼロで歩行→ジョグ→ビルドアップ走へと 2 週間ごとに進行。
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体幹・股関節エクササイズ
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走動作時の下肢アライメントを安定させることで脛骨への負担を減らす。
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フォームチェック & 動作改善
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動画解析を用い、オーバーストライドや過度なプロネーションを修正。
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自宅でできるセルフケア
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アイシング 15 分 × 1 日 3 回:炎症期の痛みコントロール。
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ふくらはぎストレッチ:壁に両手、患側を後ろに引き 30 秒×3 セット。
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ゴルフボールマッサージ:足底腱膜をほぐしてアーチ機能を復活。
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タオルギャザー:足趾屈筋を鍛え、内側縦アーチの支持力を高める。
再発を防ぐ 5 つのポイント
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週当たりの走行距離は 10%ずつ増やす
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硬い路面ではクッション性の高いシューズを選択
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走行後のストレッチとアイシングをルーティン化
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体幹・臀部トレーニングで着地衝撃を吸収
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違和感を覚えたらすぐに練習量を落とし、当院へご相談
よくある Q&A
痛みが出ても走って大丈夫?
A:軽症ならウォームアップで消えるケースもありますが、痛みが長引くほど回復に時間がかかります。痛みが 10 分以上続く場合は中止し、2〜3 日安静を取りましょう。
まとめ
シンスプリントは「走り込みを増やせば誰にでも起こりうる」代表的なスポーツ障害ですが、早期発見・早期治療と適切なフォーム修正により短期間で競技復帰を目指せます。痛みを我慢して走り続けると疲労骨折へ進行し、復帰まで数か月を要することも。当院では評価から施術、復帰トレーニング指導までトータルサポートを行っています。「最近すねが痛いかも」「大会が近いのに練習量を落とせない」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
あなたの大切な競技人生を、私たちが全力で支えます!
接骨院・整体院が初めての方へ
「どんな流れで診てもらえるのか分からなくて不安…」という方のために、当院での一般的な施術の流れをご紹介します。
ご来店からご退室の流れ
❶ご予約・ご来店
まずはお電話またはWeb予約フォームからご予約いただけます。当日は受付でお名前をお伝えください。
❷問診票記入
現在のお悩みや気になる症状についてご記入いただきます。
❸問診
国家資格を持つスタッフが、丁寧にお話を伺い、症状やお悩みの背景を探っていきます。
❹触診・検査・施術提案
実際に身体を確認し、必要に応じて姿勢分析や可動域のチェックなどを行います。原因を見極めた上で、最適な施術プランをご提案します。
❺各種施術
ハイボルテージ治療、骨盤矯正、鍼灸、手技療法など、患者様に合わせたオーダーメイドの施術を行います。
❻施術後の説明・セルフケア指導
施術の内容や今後の治療方針、日常生活での注意点や自宅でできるセルフケアについても丁寧にご説明します。
❼お会計・お見送り
最後に受付でお会計を済ませていただき、笑顔でお見送りいたします。
名古屋ハピネス鍼灸接骨院 太閤通
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