こんにちは。名古屋ハピネス鍼灸接骨院 太閤通の朝川です。
手首の親指側が痛む、物をつかむとズキッとする、スマホ操作や赤ちゃんを抱っこした時に強い痛みが走る……。
そんな症状が続くと、「もしかしてドケルバン病?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は、親指を動かす筋の腱が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、腱がスムーズに動かなくなる状態です。
最近ではスマホの長時間使用、PC作業、育児、荷物の持ち上げ動作などが原因で発症するケースが非常に多く、男女問わず増えている症状のひとつです。
そして何より大切なことは、
ドケルバン病は“放っておくと悪化しやすい” という点です。
痛みが軽いからと放置してしまうと、改善までの期間が長くなるだけでなく、日常生活にも影響が及ぶことがあります。
今回は、ドケルバン病を放置した場合に起こりやすいリスクと、早期ケアの重要性について詳しく解説します。
ドケルバン病とは?簡単におさらい
親指を開いたり広げる動作に関わる
• 短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)
• 長母指外転筋腱(ちょうぼしがいてんきんけん)
これら2本の腱が、手首の親指側の腱鞘を通る際に摩擦を起こし、炎症が強くなることで発症します。
こんな症状が多い
• 親指を動かすと痛む
• 手首の親指側を押すと激痛
• ペットボトルのフタが開けにくい
• 手首をひねるとズキッとする
• スマホを長時間持つと痛みが増す
軽度なら休めば落ち着くこともありますが、多くは日常的に手を使うため自然治癒しにくいのが特徴です。
放っておくとどうなる?起こりやすい4つの悪化パターン
ドケルバン病を放置すると、次のような症状悪化が起きる可能性があります。
① 痛みが慢性化し、治りづらくなる
軽い炎症の段階なら、休息や施術で改善しやすいですが、
放置すると腱と腱鞘の摩擦が続き、炎症が長引いてしまいます。
慢性化すると…
• 痛みが何ヶ月も続く
• 日常生活で常に手首が気になる
• ちょっとした動きでも痛む
• 夜間痛が出ることがある
この段階になると回復に時間がかかり、早期の改善は難しくなります。
② 腱鞘が厚くなり、腱が通りにくくなる(狭窄が進行)
炎症が続くと腱鞘が硬くなったり厚くなったりし、腱がスムーズに動けなくなります。
その結果…
• 「引っかかるような感覚」が出る
• 指を動かすときにゴリッとした痛み
• 動作の可動域が減る
• 力が入りにくくなる
最悪の場合、完全に腱が動きにくくなり日常生活に支障が出ます。
③ 痛みが広がる(肘・肩まで影響)
手首が使えない分、腕全体をかばうため、負担が他の部位に移ります。
よく起こる二次症状
• 肘の外側の痛み(テニス肘)
• 肩こり・肩の痛み
• 上腕の張り・だるさ
• 首の緊張
特に育児中のママは
抱っこの姿勢 → 手首をかばう → 肘・肩まで痛くなる
という悪循環になりやすいです。
④ 最終的に手術をすすめられるケースも
症状が長期間改善しない場合、整形外科では腱鞘を切開する手術が選択肢として出てきます。
もちろん多くは保存療法(接骨院の施術や安静)で改善しますが、
放置が長いほど手術の可能性が上がるのは事実 です。
手術になると
• 手術後の固定
• 数週間の安静
• リハビリ
と、負担が非常に大きくなります。
放置しやすい人ほど要注意!
以下の行動がある方は、悪化しやすい傾向があります。
• スマホを片手で長時間持つ
• 毎日PC作業が多い
• 料理・掃除など家事が多い
• 育児中で親指をよく使う
• 重たい荷物を持つことが多い
• 趣味で手首を酷使している(編み物・楽器・ゲームなど)
日常の中で手首を“完全に休める”ということが難しいため、症状が進行しやすい傾向があります。
早めのケアで改善スピードが大きく変わる
ドケルバン病は、適切なケアを行えば改善が期待できる症状です。
接骨院では、以下のような施術を行います。
① 炎症を抑える施術(超音波・ハイボルテージなど)
痛みが強い時期は、炎症を鎮めることが最優先。
深層の腱に直接アプローチできる機器は非常に効果的です。
② 腱鞘と腱の動きを改善する手技
軽い調整だけでも腱の滑りがよくなり、痛みや引っかかり感が減少します。
③ 手首・肘・肩・姿勢のトータル調整
実は手首の痛みは
「肩の巻き込み」「猫背」「前腕のねじれ」
など全身のバランスから起きていることも多いです。
根本改善にはここまで見る必要があります。
④ テーピングやサポーターで保護
日常生活で手首を使わざるを得ない方には、保護のためのテーピングが有効です。
自宅でできるセルフケア
• 冷やす(痛み・熱があるとき)
• 軽く温める(慢性化して痛みが鈍いとき)
• 親指の使いすぎを控える
• スマホを両手で支える
• 抱っこは腕・体幹で支えるよう意識
ただし、強いストレッチは逆効果になることがあるため注意が必要です。
まとめ:ドケルバン病は“放置NG”。早めのケアが改善の近道
ドケルバン病は軽く見られがちですが、
放っておくと
• 慢性化
• 可動域低下
• 腱鞘の変形
• 他の部位への痛みの波及
• 最悪は手術
などのリスクにつながります。
手首は毎日使う場所だからこそ、早めのケアが改善の近道です。
「最近手首が痛い」
「親指を動かすとズキッとする」
「スマホや育児で悪化してきた」
こんな症状があれば、悪化する前にお気軽にご相談ください。
早く対処できれば、その分回復も早く、再発のリスクもぐっと下げることができます。


接骨院・整体院が初めての方へ
「どんな流れで診てもらえるのか分からなくて不安…」という方のために、当院での一般的な施術の流れをご紹介します。
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❼お会計・お見送り
最後に受付でお会計を済ませていただき、笑顔でお見送りいたします。
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