名古屋ハピネス鍼灸接骨院太閤通　中根です。

私たちの顔には、表情をつくるために多くの筋肉が存在しています。その筋肉を動かしているのが「顔面神経」です。笑う・まぶたを閉じる・口角を上げるといった、日常のささいな動作も、顔面神経が脳からの指令を筋肉に伝えることで成り立っています。
しかしこの顔面神経が何らかの原因で炎症を起こしたり、圧迫されたりすると、筋肉がうまく動かなくなり、顔の片側だけが動かない・笑顔が作れない・まぶたが閉じられないといった症状が現れます。これが「顔面神経麻痺」です。

■ 顔面神経麻痺の主な原因

代表的なものに「ベル麻痺（特発性顔面神経麻痺）」があります。これはウイルスの再活性化や、寒冷刺激、ストレスによる免疫低下などが原因とされ、突然発症することが多いのが特徴です。

■ 鍼治療が有効とされる理由

鍼治療は、東洋医学の中でも神経や血流の回復に優れた手法のひとつです。顔面神経麻痺に対して鍼が有効とされる理由は大きく3つあります。

① 血流改善による神経の修復促進

鍼を刺入することで、微細な刺激が皮膚・筋膜・神経周囲に加わります。これにより血流が促進され、炎症によって滞っていた部分の循環が改善。神経の栄養状態が整い、修復が早まると考えられています。

② 神経伝達の再活性化

損傷した神経では、電気信号の伝達がスムーズに行われなくなります。鍼の刺激は神経興奮を適度に促し、シナプス伝達の再構築をサポートする働きがあるとされています。

③ 筋肉の拘縮予防

発症後しばらくすると、動かなくなった筋肉が硬直し「拘縮」を起こすことがあります。鍼刺激によって筋肉の柔軟性を保つことで、拘縮の予防・表情筋のバランス維持が期待できます。

■ 医学的根拠とエビデンス

日本顔面神経学会や日本東洋医学会の報告でも、顔面神経麻痺に対して鍼治療が補助療法として有効であるという研究結果が示されています。
特に「急性期（発症から2週間以内）」の段階で鍼治療を開始することで、神経の回復率が高まるというデータがあります。また、西洋医学的治療（ステロイドや抗ウイルス薬など）との併用も安全性が高く、より早い改善を導くことができると考えられています。

■ 当院で行う鍼治療の特徴

当院では、顔面神経麻痺の状態を「全身のバランス」から捉えています。
顔の神経だけでなく、首や肩の筋緊張・自律神経の乱れ・姿勢の歪みが影響していることも多いため、
以下のような総合的なアプローチを行っています。

• 顔面部への浅い鍼刺激（筋膜・ツボ刺激）

• 頚部・側頭部・肩まわりの筋緊張緩和

• 自律神経バランスを整える耳周囲・手足の経穴刺激

• ホームケア指導（温熱療法・表情筋トレーニング）

これにより、単に「麻痺を治す」だけでなく、再発予防や左右のバランス改善、表情の自然な回復を目指します。

■ 鍼治療と西洋医学の併用について

鍼治療は「薬を使わない」ため、ステロイド治療や抗ウイルス薬と併用しても副作用の心配が少ないのが特徴です。
病院での投薬治療を受けながら、鍼で神経の回復力を高めることで、より良い結果につながるケースが多くあります。
特に、投薬終了後も「筋肉の突っ張り」や「笑った時の左右差」が残る方には、鍼治療による仕上げのケアが効果的です。

接骨院・整体院が初めての方へ

「どんな流れで診てもらえるのか分からなくて不安…」という方のために、当院での一般的な施術の流れをご紹介します。

ご来店からご退室の流れ

❶ご予約・ご来店

まずはお電話またはWeb予約フォームからご予約いただけます。当日は受付でお名前をお伝えください。

❷問診票記入

現在のお悩みや気になる症状についてご記入いただきます。

❸問診

国家資格を持つスタッフが、丁寧にお話を伺い、症状やお悩みの背景を探っていきます。

❹触診・検査・施術提案

実際に身体を確認し、必要に応じて姿勢分析や可動域のチェックなどを行います。原因を見極めた上で、最適な施術プランをご提案します。

❺各種施術

ハイボルテージ治療、骨盤矯正、鍼灸、手技療法など、患者様に合わせたオーダーメイドの施術を行います。

❻施術後の説明・セルフケア指導

施術の内容や今後の治療方針、日常生活での注意点や自宅でできるセルフケアについても丁寧にご説明します。

❼お会計・お見送り

最後に受付でお会計を済ませていただき、笑顔でお見送りいたします。

名古屋ハピネス鍼灸接骨院 太閤通
〒453-0801
愛知県名古屋市中村区太閤通5丁目21
タウンビル1階

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