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この時期ぎっくり腰が急増する理由(愛知県名古屋市中村区太閤通)

こんにちは。名古屋ハピネス鍼灸接骨院 太閤通の朝川です。

「朝起きた瞬間に腰が動かない…」

「物を拾おうとして、ビキッときた」

「くしゃみをしただけで激痛が走った」

このように、ある日突然強烈な痛みが襲ってくる ぎっくり腰(急性腰痛)。実は、季節によって発生しやすいタイミングがあり、毎年同じ時期にぎっくり腰の来院が“急増”します。

今回は、なぜぎっくり腰が増えるのか、その原因と、痛めてしまった時にやるべき正しい対処法を詳しく解説します。

■ぎっくり腰が急増する理由とは?

ぎっくり腰は一見「突然起きるトラブル」に思われがちですが、本当は“時間をかけて腰が限界まで疲れていた結果”です。特に多くなるのは 気温の変化が大きい季節・年末年始・年度末。その理由を順番に見ていきましょう。

①筋肉が冷えて固くなる

寒い時期は筋肉の血流が低下し、柔軟性が大きく落ちます。固く縮んだ筋肉は、ちょっとした動作でも傷つきやすく、

  • 朝の動き始め
  • 前かがみの姿勢
  • 重い荷物を持つ瞬間
  • くしゃみ・咳

といった軽い刺激でも激痛につながります。特に、気温差の激しい 冬〜春先 にぎっくり腰が急増します。

②疲労が溜まっているのにケアしていない

長時間のデスクワークや立ち仕事で、

  • 腰・お尻の筋肉
  • 太ももの裏(ハムストリング)
  • 背中の筋肉

が常に引っ張られている状態が続くと、腰の負担が限界に達します。そこにちょっとした動作が加わると「プツッ」と筋肉や関節が耐えきれなくなるのです。

③姿勢の乱れ・骨盤の歪み

こんな姿勢が習慣になっている人は要注意です。

  • 猫背
  • スマホ首
  • 足を組む
  • 片側に体重をかけて立つ
  • お尻の筋肉が使えない歩き方

これらは腰に大きな負担をかけ、ぎっくり腰の原因になります。特に最近はスマホやPCの時間が増え、若い世代でも急性腰痛が急増しています。

④寒さ・気圧変化による自律神経の乱れ

自律神経が乱れると、筋肉に力が入りやすくなり、回復力が低下します。

  • 寒暖差
  • 気圧の変化
  • 夜更かし
  • 不規則な食生活

これらが続くと、筋肉の緊張が強くなり、腰のトラブルを引き起こしやすくなります。

⑤年末年始・年度末の“無理な動作”

ぎっくり腰の来院が多い時期に必ず含まれるのが、

  • 年末の大掃除
  • 年末年始の長距離移動
  • 引っ越し
  • 重い荷物を持つ作業
  • 新生活準備のストレス

など、普段やらない動作を急に行う場面が増える時期。“疲れ+冷え+無理な動き”
この3つが重なると、ぎっくり腰は発症しやすくなります。

■ぎっくり腰を痛めた直後に「絶対にやるべきこと」

ぎっくり腰をやってしまったら、まずは 正しい初期対応 が非常に重要です。間違えると数日で治るはずの痛みが、数週間〜数ヶ月に長引くこともあります。

①まずは「冷やす」ことを優先

急性期(発症から48〜72時間)は、筋肉の炎症が強く起きています。温めると血流が増えて炎症が悪化し、痛みが強くなることも。

●正しい冷やし方

  • 氷嚢または保冷剤をタオルで巻く
  • 20分冷やす → 40分休むを繰り返す
  • 1日に数回行う

ポイントは「冷やしすぎない」こと。感覚がなくなるほどの長時間冷却は逆効果です。

②無理に動かさず“楽な姿勢”を探す

ぎっくり腰は無理に動くと悪化します。痛みが楽になる姿勢を見つけ、身体を休ませましょう。患者さんの多くにとって楽なのは…

  • 仰向けで膝の下にクッション
  • 横向きで膝を軽く曲げる
  • 軽く丸まる姿勢

腰が反る姿勢は悪化しやすいので避けましょう。

③コルセットを使って腰を固定する

動くたびに痛みが走る場合は、コルセットで安定させると痛みが大きく軽減します。

  • 起き上がるとき
  • トイレ
  • 掃除
  • 移動

こうした「短時間の動作」を助けるために有効です。ただし、ずっと締めっぱなしはNG。筋力が低下する原因になるため、急性期だけの使用がおすすめです。

④痛み止めや湿布は“補助”と考える

痛み止めや湿布はあくまで症状を一時的に楽にするもの。治すためのものではありません。「痛みが軽くなった=炎症が治った」ではないため、無理に動くと悪化します。

⑤早めに専門家の施術を受ける

ぎっくり腰は自力で治そうとすると、以下のリスクが高くなります。

  • 再発を繰り返す
  • 慢性腰痛に移行する
  • 筋肉と関節が硬くなり回復が遅れる

接骨院では、

  • 炎症部分の負担軽減
  • 骨盤・腰のズレ調整
  • 張りやすい筋肉(特にお尻や太もも)の緩和
  • 再発しにくい姿勢作り

など、根本的な改善が可能です。

■痛みのピークを過ぎた後にするべきこと

発症後3日ほど経って痛みが落ち着いてきたら、次の段階へ。

①温めて血流改善を開始

腰を温めると回復力が上がります。

  • 入浴
  • 蒸しタオル
  • 低温カイロ

などがおすすめ。

②軽いストレッチを再開

特に効果的なのは…

  • お尻(梨状筋)のストレッチ
  • 太もも裏のストレッチ
  • 股関節まわし
  • 呼吸を深くする腹式呼吸

無理に曲げ伸ばしはせず、気持ちいい範囲で行いましょう。

③骨盤と姿勢の調整が再発予防の鍵

ぎっくり腰は“クセになる”と言われますが、それは原因が残ったままだから。

  • 骨盤の歪み
  • 筋肉のアンバランス
  • 反り腰・猫背
  • 動き方のクセ

これらを整えることで再発率を大きく下げることができます。

■まとめ

ぎっくり腰は正しい初期対応と、その後のケアで治り方が大きく変わります。「痛みが少し引いたから大丈夫かな?」という油断は、再発の原因になります。少しでも不安や違和感がある場合は、早めにご相談ください。痛みを最短で軽減し、繰り返さない身体づくりをサポートいたします。

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愛知県名古屋市中村区太閤通5丁目21
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