こんにちは。名古屋ハピネス鍼灸接骨院　太閤の朝川です。

「腰が痛い」「足にしびれがある」「長時間座っているとつらい」

そんな症状が続いている方は、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。

ヘルニアという言葉は聞いたことがあっても、実際に「どんな状態なのか」「どこで治療できるのか」は意外と知られていません。

今回は、接骨院の立場から“ヘルニアの仕組み”と“改善のためにできること”を分かりやすく解説します。

■ 椎間板ヘルニアとは？

背骨（脊柱）は、いくつもの骨（椎骨）が積み重なってできています。

その骨と骨の間には「椎間板（ついかんばん）」というクッションのような軟骨があります。

椎間板は、中心に「髄核（ずいかく）」という柔らかいゼリー状の組織があり、それを「線維輪」という硬い膜が包んでいます。

この線維輪が何らかの原因で破れ、中の髄核が飛び出して神経を圧迫してしまう状態が“椎間板ヘルニア”です。

主に腰の部分で起こるものを「腰椎椎間板ヘルニア」と呼びます。

■ ヘルニアの主な原因

1. 長時間の同じ姿勢（デスクワーク・運転など）

   前かがみの姿勢は、椎間板に大きな圧力をかけます。
   特に座っている時間が長い人はリスクが高いです。

2. 重たい荷物の持ち上げ

   不意に腰をひねりながら持ち上げたときなどに、
   椎間板に強い負担がかかり発症することがあります。

3. 加齢や筋力低下

   加齢によって椎間板の弾力が失われると、亀裂が入りやすくなります。
   また、体幹の筋肉が弱いと、腰への負担が増えやすくなります。

4. 姿勢の悪さ・骨盤の歪み

   猫背や反り腰など、日常の姿勢のクセもヘルニアの大きな要因です。
   骨盤や背骨のバランスが崩れることで、一部に負担が集中してしまいます。

■ ヘルニアの症状

ヘルニアが神経を圧迫すると、次のような症状が現れます。

• 腰の痛み
• 足のしびれや重だるさ
• お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛み（坐骨神経痛）
• 長時間座る・立つのがつらい
• 前かがみで痛みが強くなる

特に特徴的なのは、「腰だけでなく足にも症状が出る」という点です。

単なる腰痛と違い、神経が関わるため、痛みやしびれの範囲が広がるのがヘルニアのサインです。

■ 放っておくとどうなる？

軽度のヘルニアなら自然に吸収されることもありますが、

放置すると慢性化や再発につながります。

また、症状が進行すると以下のような問題が起きることもあります。

• 足に力が入りにくい（筋力低下）
• 感覚の鈍さ
• 排尿・排便に影響が出る（重症例）

「しびれが強くなってきた」「感覚が鈍い」といった場合は、整形外科での画像検査も必要です。

■ 接骨院でのヘルニア対応

「ヘルニア＝手術」と思っている方も多いですが、

実際には保存療法（手術しない治療）で改善するケースがほとんどです。

接骨院では、神経の圧迫を和らげるために、次のようなアプローチを行います。

① 骨盤・背骨のバランス調整

歪んだ骨盤や背骨を整えることで、椎間板への圧力を分散。

正しい姿勢を取り戻すことで、神経の圧迫が緩和されやすくなります。

② 筋肉の緊張をほぐす

腰やお尻、太ももの筋肉が硬くなると、神経を圧迫しやすくなります。

手技療法や電気療法で筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善します。

③ 体幹の安定性を高める指導

ヘルニア再発を防ぐためには、腰を支える筋肉（腹筋・背筋・お尻）をバランスよく鍛えることが重要です。

接骨院では、患者さんの状態に合わせた無理のないトレーニング法をお伝えします。

■ 自宅でできるケアのポイント

接骨院での施術とあわせて、自宅でも以下のことを意識すると改善が早まります。

1. 長時間同じ姿勢を避ける

   30分〜1時間に一度は立ち上がってストレッチを。
   特にデスクワークの方は腰を丸めた姿勢に注意です。

2. 正しい姿勢を意識する

   骨盤を立て、背筋を軽く伸ばす意識を持ちましょう。
   「背中を反る」のではなく、「頭を引き上げる」感覚が◎。

3. 体を冷やさない

   冷えは筋肉を硬くし、血流を悪化させます。
   腰やお尻を温めることで、痛みが軽減することもあります。

4. 急に重い物を持ち上げない

   持ち上げるときは、腰ではなく「膝」を使うようにしましょう。

■ 手術が必要なケースもある

ほとんどのヘルニアは保存療法で改善しますが、

まれに「筋力が落ちて歩けない」「排尿がコントロールできない」などの重度の神経障害が出た場合は、整形外科での手術が検討されます。

そのような状態を防ぐためにも、

「少しおかしいな」「腰が重い」「足がしびれる」と感じた段階で早めに相談することが大切です。

■ まとめ

• ヘルニアは、椎間板の中身が飛び出して神経を圧迫する状態
• 姿勢不良や筋肉の硬さ、長時間の座位が大きな原因
• 腰痛だけでなく、足のしびれ・だるさを伴うのが特徴
• 接骨院では骨格調整・筋肉緩和・体幹強化で根本改善を目指す
• 早めの対処で、手術に至らず回復するケースが多い

「整形外科に行くほどではないけど、痛みやしびれが気になる」

そんな方こそ、接骨院での施術が効果的です。

ヘルニアは放置すると長引く症状ですが、

正しいケアを行えば回復できます。

痛みを我慢せず、早めに体を整えていきましょう。

接骨院・整体院が初めての方へ

「どんな流れで診てもらえるのか分からなくて不安…」という方のために、当院での一般的な施術の流れをご紹介します。

ご来店からご退室の流れ

❶ご予約・ご来店

まずはお電話またはWeb予約フォームからご予約いただけます。当日は受付でお名前をお伝えください。

❷問診票記入

現在のお悩みや気になる症状についてご記入いただきます。

❸問診

国家資格を持つスタッフが、丁寧にお話を伺い、症状やお悩みの背景を探っていきます。

❹触診・検査・施術提案

実際に身体を確認し、必要に応じて姿勢分析や可動域のチェックなどを行います。原因を見極めた上で、最適な施術プランをご提案します。

❺各種施術

ハイボルテージ治療、骨盤矯正、鍼灸、手技療法など、患者様に合わせたオーダーメイドの施術を行います。

❻施術後の説明・セルフケア指導

施術の内容や今後の治療方針、日常生活での注意点や自宅でできるセルフケアについても丁寧にご説明します。

❼お会計・お見送り

最後に受付でお会計を済ませていただき、笑顔でお見送りいたします。

名古屋ハピネス鍼灸接骨院 太閤通
〒453-0801
愛知県名古屋市中村区太閤通5丁目21
タウンビル1階

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